ウォーキングによる便秘解消法

 

腿やお尻の筋肉、腹筋、背筋などの筋肉を動かすウォーキングは、血行や内臓の働きを活性化し、排便の際に使う腹部の筋肉と横隔膜が強化されますので、便秘には非常に効果的といわれています。

 

ウォーキングは下半身の筋肉を有効に使う全身運動で、他の激しい運動に比べ、腰への負担はほとんどありませんので、普段運動の習慣がない人には、ウォーキングをおすすめします。

 

最初は30分あるいは15分といった隙間時間をみつけて、戸外を歩くことから始めてみましょう。ウォーキングを行う際は、正しい姿勢で歩くことがポイントで、背筋を伸ばして胸を張って歩くと自然と腹部に力が入り、胃腸を支える腹部の筋肉を鍛えます。

 

また、ウォーキングでは汗をかきますので、しっかりと水分補給を行うことも大切です。体力的に自信がない人の場合は、正しいウォーキングフォームを意識してゆっくり歩き、少しずつ筋肉をつけていくことを目指しましょう。

 

最初は普段歩くペースで、男性なら1日6,000歩、女性なら1日5,000歩程度を目標にし、慣れたら徐々に増やしていくようにすると良いでしょう。

 

忙しくてまとまった時間がとれない人は、なるべく太ももを高く上げて腸を刺激する、その場で足踏みするウォーキングや、横歩きをすることで腸のぜん動運動の活性化が期待できるサイドウォーキング、一歩一歩しっかりと正しい姿勢で行うと効果的な階段の昇り降りウォーキングも有効です。